男性の髭の永久脱毛は一夜にして完了するものではありません。
私も髭の永久脱毛をする前は、クリニックに一度行けば完了するものとばかり思っていました。
先に結論を申し上げると、最低でも1年半、通常は2年程度、長ければ3年程度の期間を要します。
「何でそんなに時間がかかるの・・・!?」と思われるかもしれませんが、これは、主に髭の「毛周期」と「永久脱毛に負けなかった髭達」の存在が関係しています。
ここでは、この毛周期と永久脱毛に負けなかった髭に関して説明をするとともに、髭の永久脱毛の2つの種類である「医療用レーザー脱毛」と「ニードル脱毛」それぞれでかかる時間についても確認していきます。
(参考)髭脱毛で私がニードル脱毛ではなく医療用レーザー脱毛を選んだ理由
一度理解すれば納得の内容ですので、これから髭の永久脱毛をされる方は確認してみてください。
注意!!ここでは「髭の永久脱毛のサロン・クリニックに定期的にしっかりと通う」ことを大前提としてお話をします。当然ですが、クリニックに行けずに永久脱毛の施術自体を行わなかった場合は、永久脱毛が完了するまでの期間は伸びます。
もくじ
髭の永久脱毛に時間がかかる2つの理由「毛周期」と「永久脱毛に負けない髭」
髭の永久脱毛が1年半~3年程度もの期間を要する2つの要因についてみていきましょう。
毛周期とは?
まず、毛周期(ヘアサイクル)についてです。
こちらの図を見てください。
(画像参考)メンズリゼHP
このように、私たちの体に生えている毛は「成長期⇒退行期⇒休止期⇒成長期」という永遠のサイクルを繰り返して生えています。
日常生活の中でも髪の毛はよく抜けたりしますよね^^
あれはまさに、この中の退行期を迎えた髪の毛です。その後、休止期を経て再度成長期を迎えて毛が生えていきます(ハゲでしまっている人は除きます(´;ω;`)ウゥゥ)。
ここで、私たちの目に映る毛の量は、全体の何%が見ている(生えている)のか?これは・・・
- 髭:約15%~20%
- 体毛:約20%~30%
と言われています。
つまり、髭に着目をすると、全体の髭の15%程度しか髭が生えてないんですね。
残りは休止期を迎えた毛穴が、次の毛を生やすためにスタンバイしている状態です。
これは、毛穴によって迎えている毛周期のタイミングがバラバラという事の裏返しでもあります。
一方で、髭の永久脱毛では、医療用レーザー脱毛でもニードル脱毛でも「今元気に生えている髭」を対象に永久脱毛を行っていきます。
- 医療用レーザー脱毛:髭の黒い部分に反応するレーザーを照射して永久脱毛をする
- ニードル脱毛:毛が生えている毛穴に針を入れて電流を流して永久脱毛をする
そのため、1回の髭の永久脱毛の施術を受けても、15%~20%程度の髭にしか効果がないという事です。
まずこれが、髭の永久脱毛が一夜にして完了しない最大の理由になります。
「そんなの脱毛クリニック側の言い訳じゃないの?(; ・`д・´)」と思われるかもしれませんが、想像してください。
もし私たちの毛穴の毛周期がすべて均一であったら・・・
毛周期のサイクル(休止期を迎える)ごとに、私たちの髪の毛が一回ツルツルになってしまうということです 笑
今までの人生でそのような異常事態になっていないことからも、毛穴ごとに毛周期があって、目に見えている毛は全体の毛のほんの一部であるという事が分かると思います。
永久脱毛に負けない髭の存在
毛周期通りに毛が生えてくれているのであれば、永久脱毛は何回で終わるのでしょうか?
例えば今現在、髭の15%が生えていて、その髭を永久脱毛します。
次に15%の髭が生えてきたら、その髭を永久脱毛する・・・・
これを繰り返せば、約6.6回(100%÷15%=6.666…)の施術で、永久脱毛が完了する計算です。
しかし、現実はそう甘くはありません!
実際の髭永久脱毛の現場では、6回程度の施術では髭がキレイさっぱりになるという事は多くありません。むしろ非常に稀なケースです。
これは、そもそも毛周期のサイクルが正確な訳ではないことも原因ですが(常に全体の15%の毛が生えている訳ではなくサイクルが長めの毛穴や短めの毛穴もまちまちです)、その他の原因としては髭の永久脱毛にも負けない「ど根性ヒゲ」が存在するためです。
ニードル脱毛では、毛が生えている毛穴に電気を通せばその毛穴からは一生毛が生えてきません(施術が適切な場合に限ります)。
一方、医療用レーザー脱毛ではレーザー照射に反応が悪かった(反応しても毛根自体が強くまた生えてきた)場合、照射時に毛が生えていた箇所からも、再度不死鳥のように生き残ったど根性ヒゲ達が顔を出します。
そのため、これらの強いヒゲも生えてこないまでに髭の永久脱毛を完了させるためには、医療用レーザー脱毛であれば最低でも10回程度、髭が濃い方は15回~20回の照射が必要になります。
髭の永久脱毛に要する期間
以上を踏まえて、髭の永久脱毛に要する現実的な期間を見てみましょう。
これから髭の永久脱毛をされる方には参考になるかと思います。
医療用レーザー脱毛の場合:目安は20カ月~30カ月程度
まず、医療用レーザー脱毛の場合です。
前述の通り、医療用レーザー脱毛では、現在生えている毛の黒い部分に対してレーザー照射をしていきます。
そのため裏を返せば、毛周期を勘案して、毛が生えている時期を狙って照射を行う必要があるということですね。
私が通っているゴリラクリニックの例をとると、1回の照射ごとに8週間以上の期間を空けて予約をする必要があります。
実際の髭の永久脱毛体験写真を見て頂くと分かりますが、そもそも照射をした後に髭がキレイに抜け落ちてくるまでに1~2週間程度かかります。す。
つまり、あまりにも短い期間で連続照射をしても意味がありません。
きっちりと8週間の間隔でクリニックに通う前提を考えると、10回照射をした場合・・・
8週間×10回=80週間⇒20カ月(1年8ヵ月)
私の場合は、髭が人一倍濃いという訳ではありませんでしたので、初回の無料カウンセリングの際に大体10回の照射で永久脱毛が完了するといわれました。
一方、髭が濃く15回照射をした前提の場合は・・・
8週間×15回=120週間⇒30カ月(2年6か月)
この程度の期間をみておけば十分に髭の永久脱毛は完了するでしょう。
髭が人の倍以上濃いという稀なケースの方でも、20回照射であれば160週間(3年4ヵ月)です。
人ぞれぞれ髭の濃さが大きく違うため、こればかりは全ての方が同じ期間を要する訳ではありません。
もし自分にあった永久脱毛にかかる期間を知りたい方は、ゴリラクリニックの無料カウンセリングを受ければ個別に髭の相談をできます(特にしつこい勧誘などはありません)。
なお、ゴリラクリニックでは4年間照射無制限のコースが用意されており、他のクリニックと比較して費用的にもお得です。
先ほどの髭が人一倍濃い20回照射(3年4か月)の前提でも、4年間無制限コースであれば十分余裕があります。
正直に申し上げて、こちらのプランは無くなる前に申込むことをオススメします(実際、このような期間無制限のコースは、今では新規契約ができなくなったクリニックが殆どです)。
(参考)ゴリラクリニックの髭永久脱毛で実際に支払った費用と料金の全貌
ニードル脱毛の場合:目安は25カ月以上
一方ニードル脱毛で髭の永久脱毛を目指した場合、永久脱毛完了までに要する期間を左右するのは「どれだけ頻繁にサロンに通えるか」という1点につきます。
私の場合は、MEN’S TBCでニードル脱毛の体験をした際、髭の永久脱毛を完了させるために施術が必要な髭の数(=毛穴の数)は15,500本という結果になりました!!
(参考)MEN’S TBCで髭150本分の1,000円体験コースを受けて知った衝撃の事実
ニードル脱毛では、この無数に存在する毛穴一本一本に針を刺し、電気を流して、ピンセットで毛を抜きます。
1回の施術で処理できる毛の量は患者さんの申告次第ですが、時間と痛みの関係上目安は300本程度が現実のようです。
つまり・・・
15,500本÷300本=約52回
52回サロンに通う必要があります。
毎週末脱毛サロンに通い続けるというのは現実的に厳しいので、根性で2週間に1度のペースで休むことなくサロンに通ったとすると・・・
52回÷2回/月=26ヵ月
8週間に1度の施術でいい医療用レーザー脱毛と比べると、2週間に1度の頻度(4倍の頻度w)であるため大変ですが、頑張れば何とか通えそうな範囲ではあると思います。
※さらに言うと、医療用レーザー脱毛は施術時間が15分ほどですが、ニードル脱毛は1時間ほどかかります。拘束時間の面では医療用レーザー脱毛が圧倒的に優れています。
また、私の場合は髭の量が15,500本という推定結果を伝えられましたが、髭が濃い方はこれ以上の数字を提示されることもあると思います。
それ次第では、26カ月以上の期間がかかることも十分に考えられますね。
なお、ニードル脱毛で施術が必要な髭の本数を知りたいという方は、MEN’S TBCのニードル脱毛体験コースを申込んでみることをオススメします。
1,000円(キャンペーン期間によっては500円)でニードル脱毛を体験できるコースが用意されています。
急に申込みをしてしまうのではなく、まずは体験コースで実際にニードル脱毛を体感する事をオススメします。
髭の永久脱毛は時間がかかりますが、その価値は十分にあると思っています
実際に20代で髭の永久脱毛を決意した身から申し上げると、髭の永久脱毛は時間的な意味合いでも費用的な意味合いでもメリットが大きいです。
(参考)髭永久脱毛の費用は髭剃りを続けるよりも安いのか?
今回は髭の永久脱毛にかかる期間について詳細にご説明をしましたが、1年半~2年程度の施術期間の中で、実際にクリニックで拘束される時間は非常に短い時間です。
これに関しても、髭剃りを続ける時間と比較すると、圧倒的に時間が節約できることは明白です。
(参考)髭の永久脱毛は人生の時間を何時間節約できる?髭剃りからの解放
髭の永久脱毛をするかどうかの判断は最終的に自分次第ですが、あまり色々な情報に振り回されずに、自分にとってメリットがあるかないかを冷静に考えて検討してみてください^^
それでは。
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