髭の永久脱毛は費用も時間もかかります。
そのため、最初に正しい知識をつけて、自分に合った脱毛方法を慎重に選択することは非常に重要です。
男性の髭の永久脱毛を真剣に考えた場合、脱毛の方法としては以下の2つの選択肢があります。
- ニードル脱毛(針脱毛・美容電気脱毛)
- 医療用レーザー脱毛(以下、レーザー脱毛)
※フラッシュ脱毛(光脱毛)は、男性の髭の永久脱毛を考えた場合に得られる効果が殆どないため私はオススメしません(女性向けのムダ毛の処理に使われる脱毛方法です)。
今回は、最初に「ニードル脱毛」を考えていた私が、最終的に「医療用レーザー脱毛」をすることになった経緯と、それぞれのメリット・デメリットを徹底的に比較していきます。
先に申し上げておきます。私は最終的にレーザー脱毛を選びましたが、全ての方に医療用レーザー脱毛を勧める気はありません。
あくまで後悔をしないように、ご自身に合った脱毛方法を選択して頂くことが重要だと思っていますので、ここでの比較を参考にしてみてください^^
費用面
まず、誰もが気になる費用面について比較していきます。はっきり申し上げて、ここには大きな違いが出ます。
髭の永久脱毛をレーザー脱毛で行う場合の費用
レーザー脱毛で髭の永久脱毛をする場合、発生する費用は10万円~20万円前後です。
クリニックによって多少の違いはあるものの、この金額から大きく前後することはありません。
金額に開きがあるのは、脱毛の照射部位を増やしたり、笑気ガス麻酔等のオプションの有無で金額が変わってくるからです。
実際の私のケースをご紹介すると、私が選んだゴリラクリニックでは、以下のような費用体系となりました。
内容 | 期間 | 料金(税抜) | オプション |
基本コース(鼻下・あご・あご下) | 4年間無制限 | 68,800円 | × |
部位追加(頬・もみあげ) | 4年間無制限 | 58,600円 | ○ |
時間制限解除 | 4年間無制限 | 20,000円 | ○ |
笑気麻酔 | 4年間無制限 | 34,800円 | ○ |
抗生剤(飲み薬・塗り薬) | 4年間無制限 | 1,000円 | ○ |
合計費用(税抜) | 183,200円 |
※医療用レーザー脱毛で髭の永久脱毛をする場合のより詳細な費用体系は別途費用の記事をご確認ください。
(参考)ゴリラクリニックの髭永久脱毛で実際に支払った費用と料金の全貌
税込み金額では198,180円(183,200円×1.08=198,180円)となります。
表の中のオプション欄が〇となっている項目は必ずしもつけなくてもいいのですが、髭脱毛をされる方は頬・もみあげも一緒に脱毛される方が殆どかと思いますので、笑気麻酔や抗生剤等のオプションをつけなくても(個人的にはオススメしませんが 笑)最低でも10万円以上はかかる計算です。
髭の永久脱毛をニードル脱毛で行う場合の費用
ニードル脱毛で髭の永久脱毛をする場合の費用は、実際に髭が生えている量によって金額が大きく変わります。
そのため、あくまで私の体験ベースでのお話となります。
まずはこちらを読んでみてください。
(参考)MEN’S TBCで髭150本分の1,000円体験コースを受けて知った衝撃の事実
私は、髭の処理が面倒で髭脱毛をしたのは事実ですが、髭が人一倍濃いという訳ではありません(20代で髭の永久脱毛をしたので、脱毛をしないまま30代になっていれば髭はもっともっと濃くなっていったとは思いますが・・・)。
※実際に私の髭の永久脱毛体験記を見て頂ければ、どのくらい髭が生えていたかはご覧いただけると思います。
それでも、私の場合は「鼻下・あご・あご下・頬・もみあげ(合計15,500本)」の永久脱毛をニードル脱毛で綺麗にするには、100万円以上かかることになりました。
内容 | 期間 | 料金 | オプション |
5,000本コース(@65円/本) | 無期限 | 1,007,500円 | × |
※実際の契約の際には、術後のパック(16,200円/40袋)や入会金(16,200円)等も実質的に必要になるため、もう少し費用が掛かる見込みでした。
「何故レーザに比べてこんなに金額が違うの?」と思うかもしれませんが、ニードル脱毛は後述する通り施術時間が長く、スタッフの人件費がどうしてもかかってしまうことが最大の原因です。
費用面ではレーザー脱毛の圧勝
以上が、実際に私の実体験に基づく髭の永久脱毛でかかる費用面の比較です。
ここは言うまでもなく、費用面では医療用レーザー脱毛に軍配が上がると思います。
時間面(施術時間・脱毛期間)
次に気になるのが施術にかかる時間です。
「時間はかかっても大丈夫」と思われているかもしれませんが、実際に髭の永久脱毛は何度もクリニックに通う必要がありますし、クリニックの予約は先着順のため、自分の隙間時間で施術できる方が後々クリニック通いするストレスに大きな差がでると思います。
髭の永久脱毛をレーザー脱毛で行う場合の時間
医療用レーザー脱毛で髭の永久脱毛をする場合、施術にかかる時間は15分程度です(私はYAGレーザーで脱毛をしています)。
これはレーザー脱毛の施術自体が、一度の照射面積が広いため、照射をどんどん進めることができることによります。
こちらも私の髭永久脱毛体験記を読んでいただければ分かるかと思いますが、実際にクリニックに入ってから出るまでの時間も30分もかかりません。
その意味では、会社のお昼休憩に髭の永久脱毛に行くことも可能だと思います。
髭の永久脱毛をニードル脱毛で行う場合の時間
一方で、ニードル脱毛で髭の永久脱毛をする場合、髭が生えている毛穴に針を入れていく作業が伴います。
「毛穴に針を入れる⇒電気を通す⇒そのあとにピンセットで毛を抜く」この作業を1本1本の毛に対して行うため、施術時間は相当かかります。
実際、私も150本の体験コースを申込みましたが、この本数でも施術時間は30分以上かかりました。
実際にニードル脱毛で髭の永久脱毛をする場合、カウンセラーさんのお話では施術時間は1時間以上はかかるということだったので、時間的な拘束も負担になると思いました。
時間面でもレーザー脱毛がオススメ
施術時間を比較しても、確実にレーザー脱毛の方がメリットが大きいことが分かります。
ちなみに、ニードル脱毛体験時に質問したところ、髭の永久脱毛を完了させるには1年半~2年以上はかかると聞きましたが、期間的な意味合いでは医療用レーザー脱毛にも大きな違いはありません。
医療用レーザー脱毛の場合、現実的なお話しで10回程は照射に通う必要がりますが、私の通っているゴリラクリニックの例をとると1回の照射間隔を9週間は空ける必要がありますので、10回×9週間=90週間=22ヵ月(2年弱)の計算になります。
この意味で、髭の永久脱毛が完了するまでの期間には大きな違いがないものの、一回の施術時間はレーザー脱毛が短くて楽です。
髭の処理面
ニードル脱毛とレーザー脱毛で大きな違いがあるポイントとして、施術当日の髭の状態が挙げられます。
私も両方の永久脱毛を経験して知ったのですが、2つの脱毛方法で、正反対の事が求められるから驚きです。
髭の永久脱毛をレーザー脱毛で行う場合の髭の処理
医療用レーザー脱毛で髭を永久脱毛する場合には、照射当日に髭はきれいに剃っておく必要があります。
これは、医療用レーザーが毛根の黒い部分に反応して脱毛をする仕組みをとっているためです。
逆に、剃毛をきちんとせずにクリニックに行くと、スタッフさんに剃り残しの処理から対応していただくことになります(実際に私も何度も経験しています)。
裏を返せば、レーザー脱毛を受ける場合には、毎日髭剃りをしても一切問題がないことになります。
営業マン等、人と顔を会わせるお仕事をされている方にとっては、脱毛期間中に髭を剃れないはお仕事に支障があると思います
髭の永久脱毛をニードル脱毛で行う場合の髭の処理
ニードル脱毛では、先ほども述べた通り「毛穴に針を入れる⇒電気を通す⇒そのあとにピンセットで毛を抜く」という工程を繰り返すことになります。
この中の“ピンセットで毛を抜く”という作業を効率的に行うために、ニードル脱毛においては施術当日に髭をある程度伸ばしておく必要があります。
そのため、平日に脱毛の施術を受けることを考えている場合には、施術当日前の3日ほどは髭を伸ばす必要があるため、これが難しい環境にある方はハードルが高いと思います。
髭の処理面では、ケースによってはレーザー脱毛がオススメ
以上の違いを考えると、髭の処理が必要ない(人前に出るお仕事をしていない・髭を伸ばしてOKな会社で働いている・学生さん等)場合は、ニードル脱毛を選んでも大きな問題にはならないと思います。
一方で、髭を日ごろから剃る必要がある立場の方は、レーザー脱毛の方がストレスがありません。
※もちろん、髭剃りが必要な方でも、ニードル脱毛を選ばれる方は、金曜日から髭を伸ばして日曜日に施術を受けるような工夫をすることもできます。日曜日に予約が必ず取れる保証はありませんので、そのあたりはクリニックのカウンセリングの時に十分確認しておくことをオススメします。
それでもニードル脱毛を選ぶ人がいる理由
以上、医療用レーザー脱毛とニードル脱毛のリアルな比較でした。
これを読んでいただけると、大多数の方は医療用レーザー脱毛を選ばれると思います。
私も事前にたくさんの調べ物をして脱毛を決意しましたので、ここに書いていることのおおよその事は事前に知っていました。
しかしながら、実を言うと、それでも私は最初にニードル脱毛を受けようと本気で考えていました。
その結果、実際にニードル脱毛の体験コースも受けています(最終的には医療用レーザー脱毛を選びましたが・・・)。
(参考)MEN’S TBCで髭150本分の1,000円ニードル脱毛体験コースを受けて知った衝撃の事実
そのいきさつを簡単に書いておきます。
恥ずかしながら、私は髭の永久脱毛をする前、髭をピンセットで抜き続けていました。
何故そんな面倒なことをしていたのかと言うと、髭剃りをした後の青髭の状態になるのが本当に嫌だったからです。
(ちなみに、この貝印のピンセットは本当に毛抜きには最強でした。笑)
そんな私にとっては、髭の永久脱毛を考えるうえで最も重視していたことは「青髭になってしまう状態ができるだけ少ない方法」でした。
その意味では、医療用レーザー脱毛は照射後、1~2週間で髭が抜けるまでの期間はどうしても青髭の状態が続きます。これは、ドロボー髭(泥棒髭)と呼ばれる髭脱毛ではよく見られる現象です。
髭を抜き続けてきた(青髭になったことがなかった)私からすると、この状態で生活をするのが耐えられない気持ちだったのです。
一方、ニードル脱毛では、施術当日に生えている髭を1本1本抜いていきますので、その日のうちに綺麗になって家に帰ることができます。根気強く(可能なら週に2回くらいのペースで)施術に通えば、ドロボー髭になる期間がないのではないかと思っていました。
しかし現実は違いました。
実際にニードル脱毛の体験に行って、担当頂いたスタッフさん(本当に親切な方で、セールスやごまかしなしで私の質問に答えて頂けました)に色々とお伺いする中で、ニードル脱毛でも施術前に髭を伸ばす必要がある点で、青髭(というよりそれ以上)の状態になること、また、費用面ではやはり医療用レーザー脱毛に及ばないことをしっかり教えて頂けました。
個人的にはレーザー・ニードルどちらの方法でも青髭状態は免れられないという事実に直面し(実際に具体的にニードル脱毛の費用を計算頂いて、金額に驚いてしまった事もあったのですが 笑)、総合的に考えてメリットの大きな医療用レーザー脱毛を受ける決意をすることになりました。
医療用レーザー脱毛にはない、ニードル脱毛が優れているポイント
私は最終的に医療用レーザー脱毛を選択しましたが、実はニードル脱毛にはレーザー脱毛には真似できないメリットが2つあります
- 白髪の永久脱毛もできる
- 日焼けをしていても永久脱毛ができる
- デザイン性が高いおしゃれな髭のスタイルが作れる
まず、白髪の永久脱毛についてですが、実際に私も白髪の髭が生えています。
これは、私が髭をピンセットで抜き続けてきたからなのか、老化に伴ってメラニン色素が失われているからなのかは分かりませんが(とは言っても、私はまだ20代ですが・・・笑)、髭の永久脱毛を考えられている方の中には白髪がたくさん生えている方もいらっしゃると思います。
そのような場合は、黒い色素に反応して脱毛をしていく医療用レーザー脱毛では、レーザーが白髪には反応しないため効果がありません。
この場合、ニードル脱毛にも一考の余地があります。
また、日焼けがひどい人にもニードル脱毛が向いています。
繰り返しになりますが、医療用レーザー脱毛は黒い色素に反応するようにレーザー照射をしていきますので、日焼けがあると肌の黒い部分にレーザーが反応し、火傷のなどを起こしてしまうリスクが高いのです。
実際に私も2回目の髭永久脱毛で、日焼けをして脱毛に臨んだところお叱りを受けています。
日焼けをしていて、肌を白く戻したくない(もしくは戻せない)場合には、医療用レーザー脱毛は施術自体断られる可能性がありますので、その場合はニードル脱毛という方法をとることになります。
最後に、髭のデザインを整えておしゃれな髭に整えたい方には圧倒的にニードル脱毛が向いています。
レーザー脱毛は、一度の照射で照射面積が数cm四方はありますので、細かいラインなどを意識して脱毛をするのには向いていません(もちろん、照射したくない部分には台紙をあてて照射をしてもらうことも可能ですが・・・)。
その点では、1本1本細かく脱毛部分を調整できるニードル脱毛は、デザイン髭を作るときにはオススメです。
私のように、全てスッキリ永久脱毛をしたい場合には、医療用レーザー脱毛の方が効率的と言えるでしょう。
まとめ
以上、医療用レーザー脱毛とニードル脱毛の比較でした。
総合的に見ると医療用レーザー脱毛の方にメリットがあることが分かりますので、実際にニードル脱毛を受ける特別な理由(白髪・日焼け)がない場合は、医療用レーザ脱毛が無難な選択だと思います。
一方で、ニードル脱毛を考えられている方や、実際にニードル脱毛も体験してから判断したいという方がいらっしゃいましたら、まずはいきなり契約をするのではなく、体験コースや無料カウンセリングを受けるようにしてください。
私個人の感想ですが、今思うと、ニードル脱毛を受けようと思った時にいきなり申し込みをしなくてよかったと思っています(また、ニードル脱毛体験の際に、リアルな情報を教えてくださったスタッフさんにも感謝しています)。
脱毛の方法を最終的に選ぶのはあなたです。一生に一度のことですので、是非ご自身の状況に合った脱毛方法を選んでください。
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